小さいけど、これはとてつもなくビッグな黒船になりそうです。

”ジャパンモビリティーショー2025” (10/30~11/9)に於いてプロトタイプが初公開とのことです。
昨今軽自動車の価格が上がり過ぎました、最廉価クラスで、ホンダの N-ONEeが270万円、日産のサクラが260万円ですもの、実際の乗り出し価格的には300万円を超えてきます。
いかな高物価時代と言えど、これでは軽自動車は庶民の足とは言えません。
又、EVはバッテリー劣化が問題なので、その度に乗り換えるとなると、そうそう高価では困りますよね。
今回のBYDの軽自動車市場進出の最大のポイントはやはり価格でしょう。いったいその値付けがどうなるかに注目です。
たかだか4・50万円程度安くても日本のユーザーはBYDのEVは選ばない。何故なら、それではガソリン車のN-BOXで充分だからです。
その辺りは彼らも十分に理解しているはずなので、どう出るかですね。
チャイナ車とは言え、今や性能的には日本車を凌駕するのは間違いなく、仮に150万円程度(乗り出しで200万円以下)の価格となれば、日本の既存メーカー各社はパニック状態となるのではないでしょうか。
言ってしまえば、これ迄閉鎖された楽園で好きなように商売ができていたのが、夜が明けたら外は大嵐というわけですから一大事ですよね。
BYDとしてもこれで成功を収めれば、当然次の手も考えているでしょうし、そうなればもう軽自動車市場を独占するかも知れません。低価格と共にサービス体制等が整えば、敵なしといったところでしょう。
PC98の時代がDOS/Vの進出で終演を迎えた、あのパターンの再現となるのか。
かく言う私は一昨年、年齢的に今の車が最後になると考え乗り換えましたが、第二世代が出る頃まで、もしも物欲が残っていたら完全にそっちへ行っちゃいそうです。
何にしても10/30を楽しみに待ちたいと思います。