NHK”にっぽん百名山 雲取山 ~錦織りなす紅葉の峰~”
ビジターセンター解説員、伝井真弓さんのガイドで奥多摩の秋を満喫しました。
雲取山、標高2017mだそうです。東京都に2000m級の山があるとは知りませんでした。
東京都、ちゃんと村もありますしね。
紅葉真っ盛りの木々の美しさは勿論感動的でしたが、
番組中で紹介された ”フィールドノート”の活用法に目が留まりました。
何をされてるのかと思ったら---、
”もみじの影絵”だそうですよ、影絵。ウヮ~! なんて素敵なんでしょ ( ^)o(^ )
やられたっ!て感じ、うーん悔しーい!
葉っぱの赤や黄色がキレーイ!だけに終わらず、それらが作る真逆のモノクロームの世界に美を感じるなんて、脱帽ですね。私にも少しだけ分けてください、その感性。
背景の影がボケていて、近くの葉っぱのクッキリ写った影との対比が実に見事です。
いやいや、もう本当にうっとりしてしまいます。
お次はこれ、
押し花、こうすれば傷つけずに持ち帰れますね。
色や形、一つとして同じものはありません。何だか落ち葉達の楽しそうな話し声が聞こえてきそうではありませんか ♪
そして今度は、
銀紙をノートに貼り付けておいて、レフ板(写真撮影時に光を当てるための反射板)として利用するというもの。
カメラのフラッシュだと平板に光が当たって立体感が損なわれますが、こうすれば光の当たり具合を調節できるので良いアイテムですね。
緑色のこけの上に落ち葉を配し、レフ板で木漏れ日を演出、これまた憎い!
フィールドノート、表紙が固いってのがミソみたいですよ。
若い頃は、登山も趣味の一つでしたので、穂高、槍ヶ岳、南アルプスなど国内の高い山々も経験しました。
幼かった子供らを連れ、九重連山を始めとする九州の山、そういえば鳥取県の大山も一緒に登ったなぁー。
しかし思い返すと、いつだって登山道は目的地を目指すためのアプローチに過ぎず、ただ黙々と苦しい時間を費やす場でしかなかったような気がします。
今にして思えば、ただがむしゃらに山頂を目指すのではなく、周辺の自然や動植物、木々の緑や空気を味わいながら、ゆっくりと辿る山旅のスタイルがあっても良かったのかなと思います。
そうでなきゃ、”もみじで影絵”なんておしゃれな発想は絶対に生まれっこありませんよね。
年老いて足腰が弱ったのを良いことに、カメラ片手に近場の低山をゆっくり歩いてみようかな。
そんな気分にさせてくれる番組でした。
山旅ガイドの伝井さん。奥多摩の自然大好き感が溢れてて、とても癒されました。
ありがと~う ❤❤❤