正立ミラーシステム(EMS)の発明者であり、鳥取市で本業のメガネ店を営む傍ら、内外を問わず、数多くの天文ファンの求めに応じて双眼望遠鏡を制作された、松本龍郎さんが12月8日(享年74歳)に亡くなられたとのことです。
かねてよりご病気療養中であり、ここ2ヶ月余りサイトの更新が途絶えていたので、ある程度の覚悟は致しておりましたが、昨日訃報に接し誠に残念でなりません。
思い返せば、私が初めて依頼者として ”メガネのマツモト” を訪れてから早四半世紀の時が流れました。
病を公表し、壮絶なる闘病を発信する中にあっても、氏の旺盛な探求心と制作意欲は最後まで絶えることはなく、この先も数々の奇想天外なアイデアを具現化し、私たち愛好家を大いに驚かせてくれるはずでしたのに、それも叶わぬ夢となりました。
本当に無念極まりないその心中は察するに余りあります。

比較的初期の回転装置(赤道儀仕様)に載せられた ”ボーグ 125SD”

後期、中軸架台の ”タカハシ FS-102”
巨星墜つ。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。