嵐にも負けず灯り続けるという意味で名づけられた ”ハリケーンランプ” のお話。
私には骨董趣味はありませんが、長い年月を経た物には、時間がベールのようにまとわり付いているのが分かるし、心を込めて手作りされた物からは、作り手の魂の声が聞こえてくるのです。
万物に神が宿るとすれば、個々の存在に優劣の付けようもないが、そんな品々には所謂高価とか貴重さから生まれるものとは別の価値を感じることができるのです。
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「こんにちは。”ハリケーンランプ” と申します。」
正真正銘、Maid in japan。
もう5・6年以前のこと、確かラジオか何かで「今でも昔のランプを作っている所がある」と知りネットで注文、その後半年以上待ち、やっと入手できたと記憶していますが、
そのうちインテリアにと思いつつ、しまい込んでいたのを何とはなしに思い出し開けてみました。
改めて眺めるとやはり素敵ですねぇ。
機能性を追求した先におのずと到達したフォルム、正にこれぞ "機能美” と呼ぶに相応しい。
一分の隙も無い虚飾を廃した美しさに心奪われます。
その大阪にある工場は、時代の荒波を乗り越え昨年創業100周年を迎えられたそうで、
現在は5代目の ”別所由加” さんによりその貴重な技術と技能が継承されています。
そこいらに有る安直に形だけ模した物とは違い、何せ一つ一つ手作りの少量生産品なので、
手に入れようと思えば本気が必要ですが。(^-^;
見つめていると時が過ぎるのを忘れてしまいそうです。
心に語りかけてくるような優しい光の揺らぎがどうして生まれるのか、その訳が私には分かります。
アップされていた工場での生産風景を目にしましたのでご紹介します。
”ものづくり日本” の伝統、絶やさずにずっと守り続けてくださいね。応援しています!
こうやって ”物” に命が吹き込まれ、”魂” が宿ることが良く分かります。
無駄の無い職人の手さばきが実に美しい。❤ ❤ ❤