ノンキーjr.の好いとっと

”好いとっと” とは ”好きなのよ” これからも好きなことい~っぱいあるといいな。(Livedoor Blogから引っ越してきました)

【のごみ人形】”コンプリート” 崩壊の危機を克服す

いきなりクイズです。

 

次の中で一人遅刻しているのは誰でしょう?

居並ぶ面々は、佐賀県鹿島市の能古見地区で作られている郷土玩具、”のごみ人形” でありまして、
いずれも素朴な味わいの可愛らしい造形に癒されます。
人形は郷土にちなんだ事象をモチーフに作られており、中でもこれらは十二支を象った土鈴です。

片田舎の町で生み出される品々、それでも ”卯” は昭和38年に ”未” は平成3年に ”午” は平成26年に年賀切手の図柄として採用されています。(偉い!)

 

最初に ”卯” が切手の図柄になった頃小学生だった私は、「こんな田舎の ”どぎゃんでんよかもん” が切手になるなんて」と不思議に思った記憶があります。

 

とかく若い者というのは、田舎臭い時代遅れには見向きもしないもので、近代的なキラキラした物事に魅力を感じるわけですが、
嗜好は年齢と共に変化し、やがて ”石” など愛でるようになってそれでお仕舞いかな?




というわけで話をクイズに戻します。

 

”答え” お分かりですか?
そうです、今年の干支である”巳” です。

 

で、何故に ”巳様” がこの場にいらっしゃらないのかと申しますと---。
ジャジャジャジャ~ン。

お見事、粉々状態であります。(>_<)

 

我が家では毎年干支の ”のごみ人形” を玄関に飾っておりまして、今年は ”巳”。年明け早々 ”うろたえもん” の私は ”巳様” を土間に落とすという失態を犯してしまいました。

 

う~んん、ただの人形とは違うしな~。
縁起物でもあるしな~。
このままゴミ箱じゃ、きっと運も落ちるよな~。
どうしたもんじゃろ---。

 

思案の結果、復活大作戦を敢行することと相成りました。

陶器や木材といった接着剤の沁み込みやすい材質の接着に最適な、”ゼリー状瞬間接着剤” にご協力いただきます。
柄を合わせながら、大きい破片から順に組み合わせていき、

何とか修復。
お尻の部分から落ちたようで、この部分は欠けらが飛散している為に復元不能でした。
お顔でなくて幸いです。
傷跡も黙っていれば気づかれないかも。(^-^;  上等舶来!!!

この種の作業には高齢者の友 ”Hazuki ルーペ” は必需品です。
一緒に記念撮影。

無事に仲間たちに迎えられ ”コンプリート” 復活です。\(^o^)/
みんなの「良かったね~」と口々に労らう声が聞こえるようです。



今年も一年間、どうぞ玄関で家族の ”無病息災” をお守りくださいね。



PS.  ”どぎゃんでんよかもん”=どうでもいい物、とるに足らぬ物
     ”うろたえもん”=慌て者、落ち着きのない者ってことで。