祐徳稲荷神社(佐賀県鹿島市)、その ”奥の院” まで行ってきました。
久しぶりに参拝しました。私はこの地で生まれ育ちましたので幾度となく訪れています。
初詣や行事の際にはそれなりの賑わいをみせますが、当日は平日の昼間とあってご覧のような状態です。
駐車場は複数個所に分かれてあり、平常時は境内最寄りの外苑駐車場から入るため門前は通らないのですが、それにしても閑散としたものです。
門前入口付近、苔むした桜並木に歴史を感じます。幼き私を、きっとこの桜は見下ろしていたはずです。
途中何やら懐かしいただずまいのお店もあります。
お面や模造刀などおねだりして、きっと親を困らせたんだろうな~(記憶にないけど)
ゴーストタウン⁇
参道間近まで来ると開店中の店舗もありますが、中程までにシャッターの降りた所が多いのは、初詣期間のみ開店する店が多いからみたいです。
境内入口に案内板が有りました。
今日は楼門をくぐり抜けて、御神楽殿 → 御本殿 → 奥の院 と巡ります。
この橋の掛かる池には大きな鯉が泳いでいるのですが、子供の私は自分の体を超える巨体にいたく驚いた記憶が有ります。
通常はここ迄で終わり、下り階段へと向かうのですが、
更に ”奥の院” へは小さな鳥居が立ち並ぶ坂が続いています。
途中随所に小さな祠が点在し、可愛いお狐様も置かれています。
ここからが上り本番スタート。
ここからが上り本番スタート。
「奥の院まで200m」の標識と「体調の悪い人は上らないように」との注意書きを横目に進むのですが、
手すりや石段は整備されているとはいえ思った以上の急坂。
少年の記憶では難なく上ったはずだったのですが---。
何度も息を整え直し、ハーフー言いながら到着した ”奥の院” 。
イメージとしては、小さな御社があるだけの暗~い怖そうな場所でしたが、近年改修が進み、遠く有明海の先まで見渡せる、展望デッキを備えた休憩所兼お札の受領所が新築されており、さま変わりしていました。



本日のお土産はこちら。
”奥の院” で頂いた ”季節限定お守り” と、門前の ”三都屋” さんで、お稲荷さんのお使い
"お狐様の置物” (本来は神棚に飾る)をもとめました。
狛犬ならぬ狛狐は、手書きにより表情がそれぞれ微妙に異なっており、おもしろい。
”三都屋” さん、以前 ”うなぎ丼” をテイクアウトしましたが、身がふっくらと柔らかく、とても美味しかったなぁ~。
又食べたい! お勧めです。
隣県の ”太宰府天満宮” などと比べれば、大きくひなびた感は否めませんが、それでも由緒ある稲荷神社として劣らぬ存在感を感じますし、逆に人の少なさがゆえに、静かで落ち着いた雰囲気は格別です。
”三都屋” さんによれば、最近は東南アジアからの団体客が多いのだそうで、インバウンドの波はこんな田舎の神社にも及んでいるようです。
そういえば、%〇$#&?な会話が耳についたような。
お正月も近いので是非多くの方々に訪れていただきたいですね。
”商売繁盛” ”家内安全” 間違いなしですよ~。
但し初詣の期間、特に三が日は渋滞が予想されます。
4・5kmに渡って車が連なった昔に比べれば、最近は駐車場も増え、バイパスもできて随分緩和されたと思いますが、一年で最も人出の多い時期に変わりはないので---。
初詣期間中の案内が出ていますので、ご参考に。