ここ迄続くとは思いませんでした。
当地では先月末よりずっと天候が悪く、
前回の観測以降スッキリ晴れた日がありませんでしたが、
昨日はやっとのことで快晴!
雲一つない日本晴れです。
最接近より日が経ちましたが、今頃彗星はどうなっているのかな?
まだ望遠鏡でなら確認できるらしいとのことで、最後の観測へ行ってきました。
初めはお手軽に近場の河川敷のつもりでしたが、せっかくの好天だし、彗星も随分暗くなっていることが予想されましたので、少しでも暗い空をと結局2時間程車を走らせました。
彗星は肉眼では見えないはずなので、三脚にカメラを載せただけではどの方角に向けたら良いのか分かりません。
なので望遠鏡とカメラを同じ架台に載せ、両者の方向をしっかり合わせておいて、望遠鏡に接続したアプリの指示で彗星を望遠鏡に導入した状態で、カメラのファインダーに頼らずに撮影することにしました。
ガイド望遠鏡はもっと小型のもので良かったのですが、最後にしっかりこの目でも見たかったのと、取り付け台座の関係で大袈裟になりました。
明るいうちにカメラの雲台を調整して、望遠鏡と方向を一致させた後カメラは金輪際動かさない!
彗星を望遠鏡に導入すると25倍の視野内にしっかり確認できますが、
今回はカメラのレンズが85mm(APS-C換算136mm)と、倍率的には3倍以下の感じなことと、対象が暗いこともあって、やはりカメラのファインダーで彗星は確認できません。背面ディスプレイで画像を拡大しても写っていることが全く分からない (;^_^A
撮れてることを信じ寒さに耐えながら、ただひたすらシャッターを切りました。
帰宅後PCにて画像の確認。
やったー! 写ってますよ! ちぃーさく
いやー、ちょっと見ぬ間に随分と遠ざかりました。
2024.11.3 19:28 天山公園線駐車場 Canon EOS KissX3 EF-S15-85mm 1:3.5‐5.6 USM
(26mm-換算42mm F4 15.0Sec ISO3200) ノートリミング
2024.11.3 19:28 天山公園線駐車場 Canon EOS KissX3 EF-S15-85mm 1:3.5‐5.6 USM
(85mm-換算136mm F5.6 15.0Sec ISO1600) ノートリミング
露光時間15秒でもかなり星が流れていますね。もう少し大きく撮りたくても、これ以上長いレンズだと赤道儀を使わざるをえなくなり体力的に無理ですのでこれにてOKとします。
長い尾を引く姿も壮観ですが、こうしてかろうじて確認できる姿もなかなか味わいありますね。
今回を、ヘール・ボップ彗星以来27年ぶりの大彗星と言うなら、年齢的には私にとってこれが最後の彗星撮影になったのかも分かりませんね 😢
今度こそ本当に さよーなら~~~。