ノンキーjr.の好いとっと

”好いとっと” とは ”好きなのよ” これからも好きなことい~っぱいあるといいな。(Livedoor Blogから引っ越してきました)

にっぽん縦断こころ旅

NHK BSプレミアムで放送中の ”にっぽん縦断こころ旅”
俳優・日野正平さんが相棒の自転車・チャリオに乗って日本全国を走り、視聴者から寄せられた
お手紙に書かれたエピソードをもとに、ひとりひとりの心に大切にしまってある「こころの風景」を訪ねる番組。

池田綾子さん歌うテーマソング(こころたび)と共に走り出すそのシーンを見ただけで、既に条件反射的にウルッときてしまします。

 

10年を超える長寿番組、さぞかしファンも多いと思いますが、その正平さんが腰痛悪化のために今節の”2024秋の旅”を走ることができなくなりました。
前節の”2024春の旅”の途中で離脱され心配していたのですが、その後一旦腰痛の状態が良くなり”秋の旅”から元気な姿で復活されるとアナウンスされて一安心。放送開始を心待ちにしてしていました。

 

が、しかし、出演直前に更に悪化(圧迫骨折状態)で難しいとのことでした。
長寿の人気番組なだけに、NHKとしてもこの緊急事態には頭を抱えたと思いますが、そこはさすがの?NHK、ピンチランナーを立てるという荒業?を繰り出してきました。

 

第一週 柄本明(75歳)、第二週 田中要次(61歳)、そして第三週はまさかの田中美佐子(64歳)
正平さんが御年75歳ですので、なかなか良い顔ぶれを揃えてきました。

 

今後の放送が楽しみです。

 

ただこの番組、正平さんが御老体にムチ打って、坂道や向かい風に悪戦苦闘するさまも一つの見どころではありましたので、ピンチランナーの面々に電動アシスト付き自転車でもって、当たり前のごとくスイスイと登り坂を上られても、何だかなーって気もします。
(これならいっそのことバイク旅でも良い?)
”2024春の旅”で正平さんがギブアップしたのが、確か人力から電動チャリに変更された二日目だったと思います。
それ迄人力にこだわってこられたのに、よほど辛かったのでしょうね。

 

第三週はまだ未放送ですが、柄本さん、田中さん共に良いピンチランナーでした。
しかし、やっぱり後ろに従える撮影クルーを置き去りにするほどに息も切らさず坂を上るシーンを見せられると、
「オイオイ、正平さんはそんなに甘やかしてもらえなかったよ~」って言ってやりたくなりました。


番組を長く視聴していると、”誰にだってある大切な宝物の場所”に、故郷、幼き頃を過ごした懐かしの場所を上げる人は多い。

第二週の田中さんの回のエピソード、田中さんが訪れた視聴者の心の風景こそ故郷ではありませんでしたが、
帰る所はやはり故郷ということなのでしょう。

 

故郷北海道での暮らしに疲れ、ご夫婦で山梨へ移住し果樹農家として満たされた幸せな時期を過ごされるも、ご主人が亡くなられてしまい、一人残された奥様は、ここをを悲しみだけが残る地にしたくないと、故郷へ戻って行かれたと---。
かつてご夫婦の散歩道であった場所を尋ねられた田中さんが、涙ながらにお手紙を読まれるシーンには全くもらい泣きでした。

 

人の、どうしようもなく傷ついた心、それを癒してくれる偉大な力が”ふる里”にはある。それは必ずある。その後の人生を、どこでどのように過ごそうとも、人の心の奥底には忘れ去れない懐かしい”ふる里”の友や山河が生き続けている。

 

少なくともそう信じ切れる私自身は幸せ者だと思う。

 

PS. 買っちゃいました”これ