紫金山・アトラス彗星撮影の続報です。
前回の記事で、今回の彗星とはお別れしたはずだったのですが、そこは、この種の趣味人間の性とでも申しますか、晴れていたらじっとしておられないわけです。
10/14が雨模様で、翌日も同様との予報だったのでほぼ諦めていたのですが、16日になって意外と天候が持ち直したので再チャレンジです。
観測地は前回の厳木ダムにほど近い、やはり天山公園線途中の展望所。
前回より3日が経過し、彗星の高度もより高くなっていることが予想されたので、木の枝に邪魔されなぬよう観測地を変更しました。
今回は少し気合を入れて天体望遠鏡を持参しました。アプリ(SkySafari)を使い、望遠鏡の向きを星図上で指し示すことでが可能ですので、彗星の捕捉に役立ちました。
(この展望所、南⇔西の展望はバッチリですが、草ぼうぼうで荒れ放題でしたw (*_*; )
観測地へ向かう道中では雲が空の広い範囲を覆っていましたので、撮影を諦めかけたのですが、幸運にも観測時刻が近づくにつれ、雲量も少なくなり、上層の薄い雲越しではありましたが、同じ撮影目的の方々4名と共に撮影することができました。
嬉しいことに意外と多いんですねぇ、こんなマイナーな趣味の持ち主 (;^_^A
肉眼でも長く伸びる尾が確認できたので、薄雲の影響がなければ、もっと長く尾の先端部分まで写し込めたはずです。レンズは105mmですが、カメラがAPS-Cなのでフルサイズ換算160mm程となり、少し長すぎました(画角が足りない)。換算で120mm程度がベストだったかもですね。
2024.10.16 19:11 天山公園線展望所 SONY NEX-5R AF MICRO NIKKOR 105mm 1:2.8
(105mm-換算160mm F2.8 8.0Sec ISO400)
10/16 19:19 天山公園線展望所 (50mm F5.6 8.0Sec ISO400)
今回の反省点
1:彗星の全体を捉えるにはレンズが長すぎた(換算で120~130mmがGood)
2:構図的には彗星の尾を対角線上にすべき(2枚目)
3:ピント位置、ブレ、をよりシビアに追い込む。
(カメラが貧弱でマウント周りや三脚座部分の剛性が不足している)
4:日周運動の影響もありそうなので、やはり赤道儀使用が望ましい。
(フルサイズカメラを使用することで、ISO感度を上げて露光時間を短縮するなどの対応)
5:台座部は自由雲台(今回使用)ではなく、3ウェイ式、出来れば微動付きがよい。
(自由雲台は自由にカメラの向きを変えられて便利な反面、構図を変える際に思わずカクンと大きく動く場合があり、淡くて見難い対象だと、画角内に戻すのが大変)
6:自動導入装置付きか、アプリを使った導入支援ができる架台に直接カメラを載せれば、さらに淡い対象に対応できる。
真っ暗な林道をキジや子ダヌキに遭遇しながら帰りました。
本当に、九州には🐻さんいなくて助かります。
この姿であれば、今後まだ狙えるチャンスがあるかも知れないが、どうでしょうか?