やはり週間予報が的中しそうです。
10/15・16辺りを観測日の本命にしていたのですが、
当地方はとても好天に恵まれそうになかったので、不本意ながらも10/12・13と撮影にトライしてきました。
まず10/12は手始めに近場の河川敷にて、全く期待はしていませんでしたが、帰宅して画像を詳細に確認したところ、まあ!おぼろげながらその姿、映り込んでいました。
画面下部の光の帯は上が新幹線、下が在来線の光跡です。
彗星ど~こだ (;^_^A
2024.10.12 18:37 河川敷左岸 EOS Kissx3 EFS15-85mm 1:3.5-5.6 IS USM
(15mm F3.5 1.0Sec)
取り敢えず確認できたことから、もう少し何とかならないものかと悪い癖で欲が湧いてきまして、翌日は昼過ぎから、どこかに良い撮影地はなかろうか?とうろうろ彷徨いました。そうして辿り着いたのが”厳木ダム”。
既にその時点でぐったり疲れておりまして、よたよたと準備を済ませたころ、カメラと三脚を手にこちらへ近づく人あり。
おおぉ、同好の士ではありませんか、聞けば同じく撮影場所を探してここに来たとのこと。
「近辺で他に適地はないでしょうからここで撮りましょう」とアドバイスし準備完了。
しかし、こんな趣味を持つ酔狂な人が自分の他にもいるもんだと感心し、何だか嬉しくなりました。
待つこと一時間あまり。低層の雲に若干遮られながらも、なんとかカメラに収めることができました。
前評判程ではないにしろ、よく見ると肉眼でも存在を認識できましたので、大彗星といっても良いでしょう。
10/13 18:32 厳木ダムサイト (55mm F5.0 1.6Sec)
薄明の中姿を現しはじめました。
10/13 18:37 厳木ダムサイト (40mm F5.0 2.0Sec)
夕焼けの色がきれいです。
10/13 18:42 厳木ダムサイト (76mm F5.6 2.0Sec)
薄雲が残りますが、この時刻付近がベストチャンスでした。
10/13 18:42 厳木ダムサイト (50mm F5.0 2.5Sec)(強い後処理)
低層の雲に隠れる寸前、恐らくもう一生会えないよ、さよ~ならー (^.^)/~~~
当初は鉄塔の左側付近に出現すると予想していたので、105mmのレンズを付けて待機していた別のカメラには、うまく捉えられておらず残念でしたが、今回はEOS Kiss-X3という、古いエントリー向けデジタル一眼レフカメラ(2009発売)に、暗いズームレンズという組み合わせの結果としては満足できました。
撮影地の恩恵でそこそこ高度をかせげたことで彗星が沈みゆく近くまで追えたのと、何といっても好天に恵まれ、街明かりや雲にもいたずらされなかったのが幸運でした。
今後最新の機材、条件で撮影された素晴らしい迫力満点の同彗星の姿がたくさんアップされるでしょうが、その仕事はプロの方々にお任せするとして。
たとえその足元にも及ばずとも、我が町で、我が手で姿を残すことができたことこそ貴重なんだと自己満足に浸ることで良しといたしましょう。
同好の御仁は、私よりもずっと立派な機材で望まれていたので、きっと記憶に残る良い写真が撮れたことでしょう (*^^*)
互いに撮影を無事終了し、「又どこかでお会いしましょう」と声をかけ合い別れました。
PS.蚊の襲来は予想できたこととはいえ、油断していました。あ~痒っ 😢