ノンキーjr.の好いとっと

”好いとっと” とは ”好きなのよ” これからも好きなことい~っぱいあるといいな。(Livedoor Blogから引っ越してきました)

若い時分は朝までぐっすり眠れたものだが、困ったことに、この歳になると夜中に何度か目を覚ます。
今朝も4時頃に目覚めた後、用を足して再びベッドへ、
戻って眠ったら夢を見た。

 

話の前にまずは彼との関係はというと。

 

夢の中の彼とは小学校~高校を同じ学舎で過ごした仲だった、彼が小3の時に転校生として私のクラスへ転入して以来の友だ。中学の一時期一旦疎遠になったが、同じ高校に進学したこともあり交友は続いた。その後彼が大阪、私が長崎へと進学し離れ離れとなった間も、彼の下宿を訪ねては関西方面を案内してもらったり、帰省のたび毎に親の車を借用しては遊びまわったりもしたものだ。
しかしお互い社会人となって以降はそれこそめったに会うこともなくなり、一度きり再会した時には、彼が、私の遠い記憶の中にある、彼の父親そっくりの風貌になっていたのに驚いた記憶が鮮明である。

 

その後も年賀状の交換だけは欠かさなかったのであるが、私は一昨年70歳を期に年賀状卒業の宣言をした。その年ちょっとした行き違いがあって、卒業の知らせを彼宛にしていなかったために、それを知らない彼からは今年も例年通り賀状が届いていたのだが、結局は何だかんだで返事を出せずじまいとなっいていた。
そういった事実がある。

 

前置きが長くなったが、
それで夢の中身とはこうだ。

 

彼と私は同じ職場に勤務しているようで二人は共に車で通勤しているらしい。仲の良い二人なので終業後はいつも待ち合わせて帰るのが常なのだが、なぜかその日は二人別々に帰ろうとしている。
退社時に誘ってくれなかった彼に対し少し腹立たしいような気持ちと、自分も同様に彼を誘わなかったうしろめたさがないまぜの感覚の中、私は路肩に車を止めて彼宛にメールをする。彼からは先に帰ったとの返信が。
そして私はそのまま車を走らせ、彼の家の前へとさしかかる。(いつのまにか周りの景色が母校の高校から彼の実家へと続く通学路に変わっており、どうしたことか車ではなく徒歩で向かっている)

 

彼の実家の大きく古い家が見えてきたが、気まずい気持ちのままの私は彼に気づかれまいと、そのまま通り過ぎようとするのだが、奇妙にもハタキを握って掃除の途中らしい彼が家から出て私に声をかける。
呼び止められた私はその瞬間、ああ、彼にも私と同じく一人で帰ったことに対する後悔があるんだろうな、だから私が通りかかるのを待ち構えて声をかけることで、その気まずさを拭おうとしたのであろうと感じ取ったのである。

 

そしてその感覚と同時に、既に両親亡きこの見知った家で、確かに彼は一人で暮らしているんだなぁと感じながら、私は我が家(実家)の方角へと歩き始める。

 

と、そこで目が覚めた。

 

なんともとりとめのない夢である。
虫の知らせではないが、これはお互いの身に何か悪いことが起こる予兆かと身構えたが、なぜか同時に、この夢のことを詳細に忘れないようにすれば災いから逃れられるような、そんな声がどこからか聞こえた気がして、ベッドから這い出たその足で、忘れる前にしっかり記憶に書き留めておこうとPCへ向かった。

 

早速彼へ無沙汰の詫びを兼ねて近況報告でもしてみようと思う。



私の住む町は、市街のすぐ脇にこんなにも緑り豊かな自然が広がっている。

流れのたゆとうさまは市民に安らぎをもたらし、大河は人々の街を愛する心を育んでいる。
自然は時として大災害をもたらすが、どうか永遠にこの流域の人々に恵みを与え続けてほしいと切に願う。