ノンキーjr.の好いとっと

”好いとっと” とは ”好きなのよ” これからも好きなことい~っぱいあるといいな。(Livedoor Blogから引っ越してきました)

"内館牧子”さん よくぞ言ってくれました(拍手)

内館牧子さん(脚本家)のエッセーの話。

 

私は過去に一度リフォーム会社のシヨールームを覗いたことがあり、そのたたり?で時折ダイレクトメールが届くようになりました。
ただ、それには商品カタログと共に会社のスタッフが毎回手作りした、”リビング通信”と称するチラシが同封されており、それを読むのが私にとってのプチ楽しみとなっているのです。

 

そのチラシに毎回掲載されるのが内館さんのエッセーでして、
それを読んで、よくぞ言ってくれました! と思わず拍手しそうになりました。

 

その内容はというと、
最近の若い人たちに多い言葉遣い、例えば言葉の語尾をいちいち上げて半疑問形にしたり(相手の同意をいちいち確認したい)、或いは ”~ のほう” 等々の気色悪い言い方が日本中に広がってしまい、それが今や中高年にも伝染し、そのみっともなさといったら、もはや絶望的だからまねしないように。ということでした。

 

私も語尾上げ言葉に関して違和感を感じ始めて30年以上になりますが、最近でこそ少し落ち着いたものの、今日日NHKのアナウンサーや知識人でさえも普通に連発なさることから、すっかり一般化が進んでいるのだと感じます。

 

そして又私が最近特に気なる言い方は、”~になります”  になります  (-_-;)
どうして ”~です” ではいけないの?
一度気にかけてみてください。例えばテレビ等で何かを紹介したり、何処かへ人を案内したりといったシーンでは100%と言ってよいくらい皆(老若問わず)、こう言います。

 

・こちらが私の使っている道具になります。← 道具ですと断言して良いでしょうに。
お手洗いは廊下の先になります。← 廊下の先ですと断言したら都合悪いですか?

 

語尾上げも ”~のほう” も ”~になります” も 、或いは "~とか”  ”~なかたち”  も全て断言を避ける言い方なんですよね。

 

ソフトな言い回しで角を立てないように穏便に、或いは断言しないことで逃げ場を作っておこう、なんて雰囲気が社会全体に広がっているのかも分かりません。
どれも、たまに耳にする分には気にはならないのでしょうが、皆が皆同じ言葉遣いとなると、やはりう~んと思ってしまいます。

 

しかしそういう自分も多分無意識に使っているんでしょうね、今時の言葉。
まだまだ私にも若さが残っているってことで良しとしときましょう。(;^_^A

内館牧子さんのエッセー、”リビング通信”より一部抜粋。