ノンキーjr.の好いとっと

”好いとっと” とは ”好きなのよ” これからも好きなことい~っぱいあるといいな。(Livedoor Blogから引っ越してきました)

紫金山・アトラス彗星 その1

大彗星?接近中 \(^o^)/

 

私は幸せなことに生涯で過去三回、メジャーな彗星を見ることができています。

 

一回目:1986年 ハレー彗星
二回目:1996年 百武彗星
三回目:1997年 ヘール・ボップ彗星

 

ハレー彗星に関しては当時世間を騒がせた割には条件が悪く、肉眼で見ることは叶わなかった。
しかし百武とヘール・ボップの両彗星は、共に肉眼でもはっきりとその姿を確認でき、当時いたく感動したのだが、あれからもう27年も経ったのかぁ。
その姿は写真にもしっかり記録することができたので、今でも鮮明な記憶として残っている。

 

今回それらに匹敵する(もしかするとそれ以上かも)と期待されて地球に接近中の彗星が、”紫金山・アトラス彗星”です。
例えばハレー彗星は75年周期で戻って来るので、前回の1986年から37年後の2061年には又見ることができます。なのでお若い方々にはチャンスが有るでしょうが、私はもう地獄の底から見上げるしかないのです。(皆さんは天国から見下ろしてくださいね)

 

ところが、紫金山・アトラス彗星は太陽の周りを一回まわる時間がとてつもなく長いので、地球接近はほぼ最初で最後、例え未来のいつかに戻って来たとしても、その頃人類は核戦争で絶滅しているはずなので、つまりこの彗星を楽しめるのは、我々が人類最後と言うことになるわけです。(何だかこれって凄くないですか?)

 

その最高時の明るさは-5等級になるとも言われており(等級の数字は小さい方が明るいので、6等級より1等級が明るく、0を過ぎて更に明るい星にはーが付きます。因みに北極星は2等級で、満月はー27等級です)
かつて巨大彗星と評されたヘール・ボップ彗星ですらー1等級前後であったとのことで、今回のは過去100年間で北半球で見える、最も明るい彗星の一つになると予想する人もいるくらい期待値は高いです。

 

これを見逃したら一生の不覚、次は37年後のハレー彗星ってことになるかも分からないので、どうにかして見ておきたいと思い調べてみたところ、観望チャンスは大体こんな感じでした。

 

 期間      明るさ      見える方角と時刻
9/27~10/2          3.0~0.0等級    東、明け方の低い空
10/2~10/9          0.0~ー3.0等級   東、明け方の低い空
(仮にー5等級ともなれば、もう昼間でも見えるレベルとのこと)
10/10~10/12  ー3.0~ー1.0等級    西、日没直後の低い空 

 

私の見たサイトでは10/11~10/15をベストと推していました。
明け方にしろ夕方にしろ、ギリギリで太陽に邪魔されそうなので、しっかりとタイミングを逃さないことが重要ですね。

 

私の近場で条件が揃いそうな観測地を想像してみたのですが、今のところ10/10~10/12辺りでどうかな?と思案中です。
まあこればっかりはお天気次第ですので、どうなります事やら。

 付け加えますと、彗星は一般的に太陽に近づきながら徐々に明るくなり、その尾も立派になることがあるので、日々明るさや姿が変わっていきます。今回の彗星の近日点(太陽に最接近)は9/27で地球最接近は10/12だそうです。太陽のエネルギーで彗星の核がバラバラに砕けることもあるらしいので、そうならないことを祈ります。