今回製作したのは、2台のオーディオアンプ(パワーアンプ)への入力信号を切り換えるスイッチボックスです。
もっとも、この装置の有用性に共感いただけるのは、恐らく日本で数人(世界でも5人)程度ではないでしょうかね。(^-^;
何故そんな激レア品が必要かと言う話ですが、実は近日中にこんな物を試してみようと考えているのです。

円い卵形(砲弾型)をしたエンクロージャーのスピーカーで、”こちら” にて組み立てキットとして入手可能です。
併せて実装予定のSP.ユニットは、ガラスを振動版に用いて、その界隈で超話題となった、MarkAudio Alpair5G(口径8cm)です。

砲弾型エンクロージャーという独特な形状には数々メリットがあるのですが、一つウイークポイントとして、低音域の量感不足が挙げられており、何らかの方法での補強が必要と思われます。
何せユニットの口径が8cmしかないので無理はありません。
対応策としては、専用のサブウーハーを別途追加する手もありますが、私的にはこれ以上物を増やすのも嫌だし、お金も使いたくないので手持ちの機材を生かすことにしました。
要するに、現用のスピーカーにサブウーハーの役目を持たせようかと。
具体的には、砲弾型スピーカを全帯域用として使用し、現用スピーカーへはチャンネルディバイダーを通して低音域の信号のみを送り込みます。
これで砲弾型スピーカーの、不足するであろう低域成分を現用スピーカーのウーハーで補うことができるでしょう。
ただ、問題は低音域をどの程度補えば適正か?という問題があります。そこで、現用のスピーカーを全帯域で鳴らした音を基準として、砲弾型スピーカー+現用スピーカーの出音とを瞬時に切り替えて比較できるスイッチャーが必要だと考えたわけです。
(人間の耳は絶対評価には弱いが、相対評価には敏感ですから。)
これなら、比較する対象があるのでレベル合わせが容易にできて、ウエルバランスな音が作れるはずです。
勿論こんな機械、市販されているわけないので自分で作るしかありませんHi。
ブロック図です。

ピンク色の部分がスイッチボックスです。(実際にはLRチャンネル分必要)
一見シンプルな中身ですが---。
SP. A が現用スピーカー、SP. B が追加する砲弾型スピーカーです。
スイッチが A の場合はチャンネルディバイダーの LOW OUT(LOW PASS FILTER にて低音域の信号のみが通過) はアンプ A を通してSP. A へ、FLAT OUT (未加工の信号)はアンプ B から SP. B へとつながります。
又、
スイッチが B の場合(基準レベル確認時)はチャンネルディバイダーの LOW OUT は 遮断され、FLAT OUT のみがアンプ A を通してSP. A へとつながり全帯域で駆動します。なので、この時は SP. B はお休みです。
と、ここ迄が準備編。次回製作編へと続きます。
いざ作ってみると、想定通りにはいきませんでしたがね。(-_-;)
では。