遂にトランプが、イランの核施設に対してバンカーバスターを使ったとの報道に、身の毛がよだちました。
今この瞬間も、世界の紛争地ではたくさんの無辜の人々の命の灯が、かき消されようとしています。
我が町の市営野球場脇の道路からは、遠く観客席が見渡せるのですが、そこで応援の若者の姿を車窓に眺め、あ~自分にも予選を勝ち進むクラスメートに向かって、同じようにスタンドから声を枯らした青春が確かにあったと思い返し、そして年老いた今、こうして青春時代を懐かしく思い返すことのできる幸せを感じると同時に、我が人生の70年が、幸運にも安定した平和の中にあり、皆一様に明日に希望を描けた、恐らくこの国の長い歴史の中にあって、最も愛すべき一時代であったであろう奇跡に対する感謝の気持ちで一杯になるのです。
青春の追想はおろか、その青春さえも知らずに死にゆく人々に向かって、私は、労わりやエールなどという軽々しいものを送るつもりはありません。ただ祈るだけです。
何処かで耳にして忘れられない、「人間は愚かではない、ただ弱いだけなんだ」との言葉が、どうか真理であってほしい。 戦いを起こすのも止めるのも人間なのだから、人はただのか弱い存在であってほしい。弱さを強さに変える力が人にはあると信じているから。
♪誰がこの雨(戦争)を止めることができるだろうか♪ と歌うCCRの ”フール・ストップ・ザ・レイン”、 何度も聴き返しながらキーボードを叩いています。