去る6日に起きたNEXCO中日本管内のETC障害では、およそ96万台の車が影響を被ったとのことです。
私は当事者ではないので、意見する資格もないですが、この報道にはちょっと考えさせられました。
同月18日迄に後払いを申し出たのは、全体の4%に満たぬ約3万6千件だそうなのです。
ではこの4%という数字を聞いてどう感じたかですが、
①:僅か4%の人しか返さないの?
②:4%もの人が返すの?
あなたはどちら?
勿論高速道路を利用するのだから皆急いでいたわけで、中には遅れにより大切な商談が取れなかった人もいるでしょう。もしかしたらお陰で大切な人の死に目に会えなかった人もいるかも分からない。
そんな大迷惑をかけられた上に通行料を払うのか?と申し出たくない気持ちは良く分かります。
でも96%の人が皆そのような状況では無かったと思うのですよねぇ。
これって、例えば事故で道路が封鎖されたり、降雪により立ち往生が発生することと違いはないような気もするし---。
どんなシーンでも、予期せぬミスはある確率で必ず起きてしまうものですから。
実際には料金を払ってゲートを通過したケースもあったようで、まちまちな対応で不公平感は否めません。NEXCOにはもう少し違う対応があって良かったと感じます。
仮に料金を踏み倒せば詐欺罪に当たるとの見解もあるようですが、現実問題として、全ての車両の料金を算定して通行料を請求する事は不可能に近いから、結果的にはうやむやになってしまうのでしょう。
それでは申し出た人が正直者で馬鹿を見たってことにはなりますが、皆高速道を利用したことに変わりはないので、見方を変えれば損をしたのではなく、不払い者に比べて得をしなかったっていうだけです。
尤も、自分は後払いを申し出て損をしたなどと思う人は、はなから申し出たりはしないわけで、その方々の倫理観そのものの現れなので、そのことで自分を愚か者とは思わないはずです。
じゃあ、あなたは①OR②のどちらでした?
このニュースを聞いた瞬間に”〇”と感じた自分の意識に少し安堵。(^.^)